「プロペシアだと時間がかかりすぎる! すぐに生やしたいから植毛しよう!」
そう考える人も多いですが、AGA治療の中でも治療費が高額といわれているのが「植毛」です。
人工毛や自分の毛根を薄毛部分に植毛していき、髪のボリューム感をアップさせます。

もくじ
植毛は自毛植毛と人工植毛の2種類
人工毛植毛の場合、ポリエステルやナイロンなど、合成繊維でできた人工毛を植え付けて行くのが一般的です。
自毛植毛は文字通り自分の髪の毛を使う施術法で、後頭部などから毛包を採取し、薄毛部分へと移植していきます。
人工毛植毛=合成繊維の人工毛を植毛する
自毛植毛=毛包を採取して薄毛部分へと移植する
人工毛植毛の場合、すぐに希望のヘアスタイルができるという点がメリットです。頭皮全体が薄い場合でも、この施術法であればカバーできます。
自毛植毛の場合、毛包が定着すればメンテナンスが不要というメリットがあります。自分の髪でボリュームを増やすので、見た目・触り心地ともに自然な仕上がりになるのも特長です。

植毛の費用は20万~800万
AGAの解消に効果が期待できる植毛ですが、施術を受けるにあたり健康保険は適用されません。
自由診療のため、どうしても費用は高額となります。

人工毛での施術の場合、約2600本程度を移植した場合にかかる費用は、約40万円から70万円程度が相場です。
ただし、人工毛を使う場合、定期的にメンテナンスを受けなければいけません。
【注意点】
人工毛の植毛は治療費の他、ランニングコストが定期的にかかってしまう
自毛植毛の場合にかかる費用は、施術する範囲によって変わります。生え際部分のみであれば約20万円から80万円程度です。生え際から頭頂部にかけ全体的に薄いという場合には、400万円から800万円程度の費用がかかります。
人工毛植毛のようにランニングコストはかからないものの、高額な費用がかかる施術です。

植毛治療におけるメリットとデメリットについて
AGAを植毛で治療したいと思ったらメリットとデメリットをしっかりとチェックしてから利用しましょう。
まず、植毛治療には人工毛を使う方法と自毛を使う方法があります。
人工毛を使う方法は手術がすぐ完了できるというメリットがある反面、頭皮に定着しにくいというデメリットがあります。
【注意点】
人工毛植毛は手術はすぐに終わるが、頭皮に定着しにくい。頭皮トラブルが起こる危険性もある。
人工毛は頭皮に植えても身体が異物とみなすことが多いため、すぐに抜け落ちたり頭皮に炎症などのトラブルが起こったりする恐れがあるということは知っておくべきです。

その一方で、自毛植毛は手術を受けてから自分の髪が生えてくるまでに半年ほどの時間がかかることがデメリットです。
この点はすぐに髪の毛を増やしたいと思う人には向いていないといえます。
【ポイント】
地毛植毛は毛包が定着すればそこに自分の髪が生えてくる。しかし、定着して生えてくるまで半年ほど時間がかかる。
自毛植毛の手術は本格的なものとなるため、半日ほどの時間がかかることや、手術後にしばらく治療を受けた部分に気を使って生活しなければならないといったダウンタイムがある点も自毛植毛のデメリットになります。
植毛治療は人工植毛も自毛植毛も自由診療となるので、治療費の相場が高いということは覚悟しておかなければなりません。

植毛治療が受けられるクリニックの中には、事前に治療内容を詳しく説明して患者さんの不安を解消している所もあります。
植毛のメリットやデメリットについて質問したい時はクリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。