プロペシアの使用上の注意や飲み合わせの注意

プロペシアを多量摂取しても効果は上がりません。また、プロペシアの服用で検査や献血などに影響を及ぼす可能性があります。また、プロペシアとグレープフルーツは相性が悪いので注意しましょう。

注意①プロペシアを多量摂取しても効果は上がらない

男性型脱毛症(AGA)で悩んでいるならばプロペシアを飲むことで、薄毛の改善が期待できます。しかし、たくさん飲めばそれだけ効果も上がるわけではありません

メーカーの説明では、プロペシアの服用量を増やしたとしても、効果は変わらないとされているぞ!

プロペシアは、成人した男性の場合にはフィナステリドが1日に0.2mgから1mgまでしか服用してはいけません。それ以上飲んでも効果が変わらず、副作用のリスクのみが上がります

プロペシアは徐々に効果が出てくるので、長期的な服用が必要です。一度飲み始めたならば半年は毎日飲み続けることになります。そうすることで体内でのフィナステリドの血中濃度を一定に保つことができ、薄毛の改善されていきます。

プロペシアの副作用は、性欲の減退や勃起不全、発疹、肝障害などが出てくることがあります。副作用の発現率では2週間の臨床試験をした結果、276例中11例でした。パーセンテージにしてみると、4%です。副作用に悩まされる人はごく一部と言えます。しかし、異常が出てきたときには、すぐにでも使用を中止して適切な処置を取ることが必要です。

注意②プロペシアは検査や献血などに影響を及ぼす

プロペシアを飲んでいると、検査の結果にも影響が出てくることがあります。プロペシアを飲んだAGAの患者を調べてみると、血清前立腺特異抗原(PSA)が40%低下したのです。

それは日本国内の臨床実験で、フィナステリドを与えたときに血清PSA濃度が約50%低下したという結果が出ています。PSAとは、前立腺がんを血中のあるタンパク質の検査です。その数値が高いと前立腺がんの可能性が高いのです。前立腺がんなのにプロペシアを飲んでいると、それがわかりにくくなってしまいます

また、肝臓の検査においても、AST(GOT)とALT(GPT)の数値が上昇します。AST(GOT)とALT(GPT)の数値が異常では、正確な検査結果がわかりません。

血液の問題ということでは、献血にも影響が出てきます。薬の成分は血液を通じて頭皮まで運ばれるので、採取した血液にフィナステリドが混じってしまうからです。

プロペシアを飲んだら少なくとも血中からフィナステリドがなくなるまでの1か月程度は、献血をしないようにしましょう。

注意③プロペシアと相性の悪いものはグレープフルーツ

プロペシアを飲むときには、飲み合わせということも考えなければいけません。飲み合わせが悪いものとして代表的なものはグレープフルーツです。これはジュースだけでなく、そのまま食べるのも副作用のリスクがあるので避けたほうが良いです。

その理由は、プロペシアの主成分であるフィナステリドは肝臓で代謝されていきます。ところが、グレープフルーツに含まれる成分は、肝臓が代謝をするために使う酵素シトクロムP450
(CYP3A4)の働きを邪魔します。薬の成分を代謝することができないと、血中のフィナステリドの濃度が高くなってしまうのです。そうなると肝機能障害など重い副作用が出てくる可能性が高くなります

同様に、アルコールも飲み合わせとしてはよくありません。アルコールも肝臓で代謝するので、負担が重くなってしまいます。同時に複数の成分を代謝して負担がかかった肝臓は、限界を超えれば肝機能障害が起きても不思議ではありません

適量であれば、副作用のリスクを抑えられるかもしれませんが、酩酊状態になるまで飲みすぎるのはNGです。