プロペシアの副作用で肝機能などに障害が出やすいです。うつの誘発がありますが、プロペシアの服用で太ることはありません。
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プロペシアの副作用で肝機能などに障害が出やすい
プロペシアの副作用について添付文書を参考にすると良いでしょう。プロペシアの服用を続けていると、肝臓がんや肝臓機能の障害の症状が出てくるとの報告がなされています。
そのため、服用に際して不安に感じたりする方も多いです。しかし、実際には副作用の症状が現れる頻度はとても低く、全体の2%程度とされています。プロペシアの添付文書に記載されているのが肝機能障害であり、薬の服用によって肝臓の機能が低下したりすることが稀にあるとの報告があります。
日本国内ではないものの、海外では肝機能障害の報告がなされています。さらに、プロペシアはアルコールとの相性が良くありません。
そののため、プロペシアを服用中にはアルコールの摂取を極力控えるように心がけることが何よりも大切です。また、血圧の上昇にも繋がる恐れがあることから、プロペシアの働きを阻害するような生活習慣は極力避けましょう。治療を優先する生活を送ることが大切だと言えます。プロペシアの服用で肝臓がんになると言われていますが、現在のところそのような関連性は見つかってはいません。
プロペシアの副作用にはうつの誘発がある
プロペシアの副作用による精神面の影響には、うつ状態を引き起こす可能性が高いです。プロペシアの添付文書にも抑うつ症状に関する記載があり、副作用で無気力になったり、眠気を誘発したりします。
さらに、プロペシアの服用後に性格が変化するなどの報告があります。怒りっぽくなってしまったり、攻撃的な性格になったり、重度のうつ病を併発するなど症状が報告されていますが、すべての人がこの症状に該当するというわけではありません。
全く症状が現れない人もいれば、うつ病や性格の変化といった薬による副作用が生じる人もいます。一概に同様の症状が現れるとは限りません。ただ、プロペシアにはもともとうつ症状が発症しやすいとされているのです。
プロペシア、主成分のフィナステリドの働きにより、ホルモンバランスの乱れが生じます。それが精神面への影響をもたらため、うつ症状が発症しやすい状況を生み出しているのです。
フィナステリドはジヒドロテストステロンの働きを抑制しますが、その過程でホルモンバランスに作用してしまいます。ホルモンバランスの乱れがうつを誘発しているのです。
プロペシアの服用で太ることはない
プロペシアを服用してから太ったという報告があります。また、糖尿病になりやすいという噂もあるものの、プロペシアの働きを考えれば、そのような副作用は生じません。
そもそも、プロペシアの働きというのは男性脱毛症の原因である5αーリダクターゼを阻害することにあります。この働きは結合を阻害するだけであって、男性ホルモンを減少させる働きは確認されていません。
したがって、太ったという副作用に関しては関連性がありません。それと同様に、プロペシアを服用することで身体がむくみやすくなったり、糖尿病を発症するという症状についても関連性も確認されていません。
今のところ副作用と認められているのは、添付文書にもあるように、うつ症状に限定した症状です。うつ症状については研究過程においても数多く見られた副作用であることから、プロペシアの副作用として明らかな関連性があることが確認されています。何でもかんでも副作用と考えることは適切ではなく、自分自身の生活習慣を見直すことも大切です。